論理学レポートの極意

確認しておきます。レポート課題は、

真理表を用いて真理関数の恒真性を調べる方法について概説せよ。又、恒真な真理関数という概念の 有用性についてどう考えるか、あなたの考えを述べよ。

です。もし課題が変わっていたら、ごめんなさい。

この課題を、二つに区切ります。すなわち、

1.真理表を用いた真理関数の恒真性を調べる方法についての概説

2.恒真な真理関数という概念の有用性について

ということです。以下、その二点について細かく説明していきます。

注意;ここには解答を書くつもりはありません。 あくまでこのページをごらんの皆様の勉強の動機付けのためのアドバイスです。 僕は合格までに6回ほど提出しました(涙)

1.真理表を用いた真理関数の恒真性を調べる方法についての概説

まず、日常言語を記号化するレヴェルから話を始めます。その後に、「かつ」、「ならば」などの真理表の定義を ちゃんと説明していきます。そうした後に一般的な(簡単な)真理関数の真理表の書き方をわかりやすく説明 します。ここまででおよそ4ページ(1600字程度)。この次に、ある程度複雑な恒真式を具体的に真理分析 します。この際、恒真式を書くだけでなく、それが日常のどのような推論に相当するのかを具体的に述べることが 必要です。ここまでで6〜8ページくらいといったところでしょうか。

つまり、ほんとに始めから説明をして、段階的に述べなくてはならないわけです。しかもそれをまとめなくては ならない。これだけで4000字書けるないようですから。

2.恒真な真理関数という概念の有用性について

これが残りの2〜4ページを占めると思われます。ポイントとしては、ただ単に推論と恒真が対応するとか、単に 恒真が論理学研究に使えるといったことではなく、その対応の意義、また、研究にどのように使えるか、 ということが求められています。…どうなんでしょうか?そこが難しいんですよね。知ってる人がいたら 教えてください(笑)

採点者(佐々木とあります)が最後に自分に与えた言葉は、「恒真が体系的に推論を扱えるということに 重要な意味があります」でした。さてさて…

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